スーラ・アッ=サッファート(As-Saffat) سُورَة الصافات

スーラ・アッ=サッファートは、クルアーンの第37章であり、マッカで啓示されました。これは182の節で構成され、一神教の重要性、預言者たちの物語、そして正しい者と不信者の運命について語られています。

アス・サッファート(隊列章) — سُورَةُ الصافات

رَبُّ السَّمَاوَاتِ وَالْأَرْضِ وَمَا بَيْنَهُمَا وَرَبُّ الْمَشَارِقِ ٥ i

▶ 37:5

天と地,そしてその間にある凡てのものの主,また日の出を司どる主である。 (五)

إِنَّا زَيَّنَّا السَّمَاءَ الدُّنْيَا بِزِينَةٍ الْكَوَاكِبِ ٦ i

▶ 37:6

本当にわれは,星々で下層の天を飾り, (六)

وَحِفْظًا مِنْ كُلِّ شَيْطَانٍ مَارِدٍ ٧ i

▶ 37:7

(アッラーの命令に)逆らう悪魔にたいする守りとした。 (七)

لَا يَسَّمَّعُونَ إِلَى الْمَلَإِ الْأَعْلَىٰ وَيُقْذَفُونَ مِنْ كُلِّ جَانِبٍ ٨ i

▶ 37:8

かれらは八方から撃たれ,最高の会議を盗・聞くことは出来ない。 (八)

إِلَّا مَنْ خَطِفَ الْخَطْفَةَ فَأَتْبَعَهُ شِهَابٌ ثَاقِبٌ ١٠ i

▶ 37:10

盗聴し得た者があっても,白熱の炎が追跡する。 (十)

فَاسْتَفْتِهِمْ أَهُمْ أَشَدُّ خَلْقًا أَمْ مَنْ خَلَقْنَا ۚ إِنَّا خَلَقْنَاهُمْ مِنْ طِينٍ لَازِبٍ ١١ i

▶ 37:11

かれら(マッカの多神教徒)に問え。「かれらとわれの創った者(天使)のどちらが強く創られているか。」われはもともと,粘りのある泥でかれらを創ったのである。 (十一)

وَقَالُوا إِنْ هَٰذَا إِلَّا سِحْرٌ مُبِينٌ ١٥ i

▶ 37:15

そしてかれらは言う。「これは明らかに魔術にちがいありません。 (十五)

أَإِذَا مِتْنَا وَكُنَّا تُرَابًا وَعِظَامًا أَإِنَّا لَمَبْعُوثُونَ ١٦ i

▶ 37:16

わたしたちが死んで土と骨になってから,(また)呼び起こされましようか。 (十六)

قُلْ نَعَمْ وَأَنْتُمْ دَاخِرُونَ ١٨ i

▶ 37:18

言ってやるがいい。「その通り。あなたがたは卑しめられるのである。」 (十八)

فَإِنَّمَا هِيَ زَجْرَةٌ وَاحِدَةٌ فَإِذَا هُمْ يَنْظُرُونَ ١٩ i

▶ 37:19

それは只一声の叫びである。その時かれらは(恐ろしい光景を)目の当たりに見て, (十九)

وَقَالُوا يَا وَيْلَنَا هَٰذَا يَوْمُ الدِّينِ ٢٠ i

▶ 37:20

「ああ情けない,これが審判の日ですか。」と言う。 (二十)

هَٰذَا يَوْمُ الْفَصْلِ الَّذِي كُنْتُمْ بِهِ تُكَذِّبُونَ ٢١ i

▶ 37:21

「これはあなたがたが信じなかった区分の日である。 (二十一)

احْشُرُوا الَّذِينَ ظَلَمُوا وَأَزْوَاجَهُمْ وَمَا كَانُوا يَعْبُدُونَ ٢٢ i

▶ 37:22

不義を行っていた者たち,その妻たち,またかれらがアッラーを差し置いて拝していたものたちを集めなさい。 (二十二)

مِنْ دُونِ اللَّهِ فَاهْدُوهُمْ إِلَىٰ صِرَاطِ الْجَحِيمِ ٢٣ i

▶ 37:23

かれらを火獄への道に連れて行け。 (二十三)

وَقِفُوهُمْ ۖ إِنَّهُمْ مَسْئُولُونَ ٢٤ i

▶ 37:24

いや,かれらを待たせておけ。かれらに尋ねることがある。 (二十四)

وَأَقْبَلَ بَعْضُهُمْ عَلَىٰ بَعْضٍ يَتَسَاءَلُونَ ٢٧ i

▶ 37:27

かれらは栗いに近づき尋ね合う。 (二十七)

قَالُوا إِنَّكُمْ كُنْتُمْ تَأْتُونَنَا عَنِ الْيَمِينِ ٢٨ i

▶ 37:28

一方は言う。「本当にあなたがたは,右から来ました。」 (二十八)

قَالُوا بَلْ لَمْ تَكُونُوا مُؤْمِنِينَ ٢٩ i

▶ 37:29

すると他方は言う。「いや,あなたがたは,(もともと)信者ではありませんでした。 (二十九)

وَمَا كَانَ لَنَا عَلَيْكُمْ مِنْ سُلْطَانٍ ۖ بَلْ كُنْتُمْ قَوْمًا طَاغِينَ ٣٠ i

▶ 37:30

また,わたしたちはあなたがたに押し付ける権威もありませんでした。それにあなたがたは反逆の徒でした。 (三十)

فَحَقَّ عَلَيْنَا قَوْلُ رَبِّنَا ۖ إِنَّا لَذَائِقُونَ ٣١ i

▶ 37:31

それで主の御言葉が,わたしたちに実証された今,わたしたちは,(懲罰を)味わわねばならない。 (三十一)

فَأَغْوَيْنَاكُمْ إِنَّا كُنَّا غَاوِينَ ٣٢ i

▶ 37:32

わたしたちはあなたがたを迷わせたが,わたしたち自身も迷っていたのです。」 (三十二)

فَإِنَّهُمْ يَوْمَئِذٍ فِي الْعَذَابِ مُشْتَرِكُونَ ٣٣ i

▶ 37:33

こうしてその日,かれらは,(凡て)共に懲罰を受ける。 (三十三)

إِنَّا كَذَٰلِكَ نَفْعَلُ بِالْمُجْرِمِينَ ٣٤ i

▶ 37:34

本当にわれはこのように罪を犯した者を処分する。 (三十四)

إِنَّهُمْ كَانُوا إِذَا قِيلَ لَهُمْ لَا إِلَٰهَ إِلَّا اللَّهُ يَسْتَكْبِرُونَ ٣٥ i

▶ 37:35

かれらは,「アッラーの外に神はありません。」と告げられると,いつも高慢になった。 (三十五)

وَيَقُولُونَ أَئِنَّا لَتَارِكُو آلِهَتِنَا لِشَاعِرٍ مَجْنُونٍ ٣٦ i

▶ 37:36

そして,「気狂い詩人のために,わたしたちの神々を捨ててなるものですか。」と言っていた。 (三十六)

بَلْ جَاءَ بِالْحَقِّ وَصَدَّقَ الْمُرْسَلِينَ ٣٧ i

▶ 37:37

いや,かれは真理を(お?)して,(かれ以前の)預言者たち(の啓典)を確証する者である。 (三十七)

إِنَّكُمْ لَذَائِقُو الْعَذَابِ الْأَلِيمِ ٣٨ i

▶ 37:38

あなたがたは,必ず痛ましい懲罰を味わうであろう。 (三十八)

وَمَا تُجْزَوْنَ إِلَّا مَا كُنْتُمْ تَعْمَلُونَ ٣٩ i

▶ 37:39

どうせ皆あなたがたが行ったことの報いである。 (三十九)

يُطَافُ عَلَيْهِمْ بِكَأْسٍ مِنْ مَعِينٍ ٤٥ i

▶ 37:45

清い泉からくんだ杯は,かれらにゆきわたり, (四十五)

لَا فِيهَا غَوْلٌ وَلَا هُمْ عَنْهَا يُنْزَفُونَ ٤٧ i

▶ 37:47

これは,頭痛を催さず,酔わせもしない。 (四十七)

وَعِنْدَهُمْ قَاصِرَاتُ الطَّرْفِ عِينٌ ٤٨ i

▶ 37:48

またかれらの側には,伏し目がちな大きい目(の乙女)がいる。 (四十八)

فَأَقْبَلَ بَعْضُهُمْ عَلَىٰ بَعْضٍ يَتَسَاءَلُونَ ٥٠ i

▶ 37:50

やがてかれらは,栗いに近づき尋ね合う。 (五十)

قَالَ قَائِلٌ مِنْهُمْ إِنِّي كَانَ لِي قَرِينٌ ٥١ i

▶ 37:51

かれらの一人が,口を切って言う。「わたしに一人の親しい友がいました。 (五十一)

يَقُولُ أَإِنَّكَ لَمِنَ الْمُصَدِّقِينَ ٥٢ i

▶ 37:52

かれは言っていた。『あなたまで(復活の日を)信じているのですか。 (五十二)

أَإِذَا مِتْنَا وَكُنَّا تُرَابًا وَعِظَامًا أَإِنَّا لَمَدِينُونَ ٥٣ i

▶ 37:53

わたしたちが死んで土と骨になってから,本当に審判されるのでしょうか。』」 (五十三)

فَاطَّلَعَ فَرَآهُ فِي سَوَاءِ الْجَحِيمِ ٥٥ i

▶ 37:55

そこでかれが見下ろすと,火獄の只中にかれの姿が見えた。 (五十五)

قَالَ تَاللَّهِ إِنْ كِدْتَ لَتُرْدِينِ ٥٦ i

▶ 37:56

かれは言った。「アッラーにかけて,あなたはもう少しでわたしを破滅させるところでした。 (五十六)

وَلَوْلَا نِعْمَةُ رَبِّي لَكُنْتُ مِنَ الْمُحْضَرِينَ ٥٧ i

▶ 37:57

もし主の御恵・がなかったならば,わたしは必ず引き立てられる者の中にいたでしょう。」 (五十七)

إِلَّا مَوْتَتَنَا الْأُولَىٰ وَمَا نَحْنُ بِمُعَذَّبِينَ ٥٩ i

▶ 37:59

死ぬことはないのですか。また,わたしたちが,懲罰を受けることはないのでしょうか。」 (五十九)

إِنَّ هَٰذَا لَهُوَ الْفَوْزُ الْعَظِيمُ ٦٠ i

▶ 37:60

「そうであるならこれは,至上の幸福の成就です。 (六十)

لِمِثْلِ هَٰذَا فَلْيَعْمَلِ الْعَامِلُونَ ٦١ i

▶ 37:61

このようなことのために,行動し努力すべきです。」 (六十一)

أَذَٰلِكَ خَيْرٌ نُزُلًا أَمْ شَجَرَةُ الزَّقُّومِ ٦٢ i

▶ 37:62

それは結構な歓待ではないか。それともザックームの木(をとるの)か。 (六十二)

إِنَّا جَعَلْنَاهَا فِتْنَةً لِلظَّالِمِينَ ٦٣ i

▶ 37:63

われはこの木を不義を行う者への試・として,用意したのである。 (六十三)

فَإِنَّهُمْ لَآكِلُونَ مِنْهَا فَمَالِئُونَ مِنْهَا الْبُطُونَ ٦٦ i

▶ 37:66

かれらはこれを食べて,腹はそれでいっばい。 (六十六)

ثُمَّ إِنَّ لَهُمْ عَلَيْهَا لَشَوْبًا مِنْ حَمِيمٍ ٦٧ i

▶ 37:67

それから上に沸騰する湯を注ぎ足され, (六十七)

إِنَّهُمْ أَلْفَوْا آبَاءَهُمْ ضَالِّينَ ٦٩ i

▶ 37:69

かれらは祖先の迷っていたのを認めながらも, (六十九)

وَلَقَدْ ضَلَّ قَبْلَهُمْ أَكْثَرُ الْأَوَّلِينَ ٧١ i

▶ 37:71

昔の多くの祖先たちも,確かに迷っていた。 (七十一)

وَلَقَدْ أَرْسَلْنَا فِيهِمْ مُنْذِرِينَ ٧٢ i

▶ 37:72

だがわれはかれらに,必ず警告者を遺わした。 (七十二)

فَانْظُرْ كَيْفَ كَانَ عَاقِبَةُ الْمُنْذَرِينَ ٧٣ i

▶ 37:73

見るがいい。警告されても無視した者の最後が,どうであったかを。 (七十三)

إِلَّا عِبَادَ اللَّهِ الْمُخْلَصِينَ ٧٤ i

▶ 37:74

(だが)アッラーの忠誠なしもべたちは,別である。 (七十四)

وَلَقَدْ نَادَانَا نُوحٌ فَلَنِعْمَ الْمُجِيبُونَ ٧٥ i

▶ 37:75

且つてヌーフはわれに哀願した。われは最も優れた応答者である。 (七十五)

وَنَجَّيْنَاهُ وَأَهْلَهُ مِنَ الْكَرْبِ الْعَظِيمِ ٧٦ i

▶ 37:76

われは,かれとその家族を大難から救った。 (七十六)

وَتَرَكْنَا عَلَيْهِ فِي الْآخِرِينَ ٧٨ i

▶ 37:78

また後の幾世代に渡り,かれのために(祝福の言葉を)留めた。 (七十八)

سَلَامٌ عَلَىٰ نُوحٍ فِي الْعَالَمِينَ ٧٩ i

▶ 37:79

「万物(人間,天使,ジン)の中で特にヌーフの上に平安あれ。」と(われからの有難い御言葉を)。 (七十九)

وَإِنَّ مِنْ شِيعَتِهِ لَإِبْرَاهِيمَ ٨٣ i

▶ 37:83

またかれの後継者の中にはイブラーヒームがいた。 (八十三)

إِذْ جَاءَ رَبَّهُ بِقَلْبٍ سَلِيمٍ ٨٤ i

▶ 37:84

かれが純正な心をもってかれの主の許にやって来た折に, (八十四)

إِذْ قَالَ لِأَبِيهِ وَقَوْمِهِ مَاذَا تَعْبُدُونَ ٨٥ i

▶ 37:85

自分の父やその一族に向かって言った。「あなたがたの崇拝するものは何ですか。 (八十五)

أَئِفْكًا آلِهَةً دُونَ اللَّهِ تُرِيدُونَ ٨٦ i

▶ 37:86

アッラーを差し置いて瞞しの神々を御望・なのですか。 (八十六)

فَمَا ظَنُّكُمْ بِرَبِّ الْعَالَمِينَ ٨٧ i

▶ 37:87

いったい,万有の主に就いて,あなたがたはどのように考えておいでなのですか。」 (八十七)

فَرَاغَ إِلَىٰ آلِهَتِهِمْ فَقَالَ أَلَا تَأْكُلُونَ ٩١ i

▶ 37:91

その時かれ(イブラーヒーム)は,かれらの神々に向かって言った。「あなたがたは食べないのですか。 (九十一)

فَرَاغَ عَلَيْهِمْ ضَرْبًا بِالْيَمِينِ ٩٣ i

▶ 37:93

そこでかれは,かれら(偶像)を右手で打った。 (九十三)

قَالَ أَتَعْبُدُونَ مَا تَنْحِتُونَ ٩٥ i

▶ 37:95

するとかれは言った。「あなたがたは,(自分で)刻んだものを崇拝するのですか。 (九十五)

وَاللَّهُ خَلَقَكُمْ وَمَا تَعْمَلُونَ ٩٦ i

▶ 37:96

本当にアッラーは,あなたがたを創り,またあなたがたが,造るものをも(創られる)。」 (九十六)

قَالُوا ابْنُوا لَهُ بُنْيَانًا فَأَلْقُوهُ فِي الْجَحِيمِ ٩٧ i

▶ 37:97

人びとは言った。「かれ(イブラーヒーム)のために炉を築き,燃え盛る火の中に投げ込・なさい。」 (九十七)

فَأَرَادُوا بِهِ كَيْدًا فَجَعَلْنَاهُمُ الْأَسْفَلِينَ ٩٨ i

▶ 37:98

このようにかれに策謀を巡らせようとしたが,われはかれらを散々な目に会わせた。 (九十八)

وَقَالَ إِنِّي ذَاهِبٌ إِلَىٰ رَبِّي سَيَهْدِينِ ٩٩ i

▶ 37:99

かれは言った。「わたしは主の御許に行こう。必ずわたしを導かれるであろう。 (九十九)

رَبِّ هَبْ لِي مِنَ الصَّالِحِينَ ١٠٠ i

▶ 37:100

主よ,正しい人物になるような(息子)を,わたしに御授け下さい。」 (一百)

فَبَشَّرْنَاهُ بِغُلَامٍ حَلِيمٍ ١٠١ i

▶ 37:101

それでわれは,優しい思いやりのある男児を(授けるという)昔報を伝えた。 (一百〇一)

فَلَمَّا بَلَغَ مَعَهُ السَّعْيَ قَالَ يَا بُنَيَّ إِنِّي أَرَىٰ فِي الْمَنَامِ أَنِّي أَذْبَحُكَ فَانْظُرْ مَاذَا تَرَىٰ ۚ قَالَ يَا أَبَتِ افْعَلْ مَا تُؤْمَرُ ۖ سَتَجِدُنِي إِنْ شَاءَ اللَّهُ مِنَ الصَّابِرِينَ ١٠٢ i

▶ 37:102

(この子が)かれと共に働く年頃になった時,かれは言った。「息子よ,わたしはあなたを犠牲に捧げる夢を見ました。さあ,あなたはどう考えるのですか。」かれは(答えて)言った。「父よ,あなたが命じられたようにして下さい。もしアッラーが御望・ならば,わたしが耐え忍ぶことが御分りでしょう。」 (一百〇二)

فَلَمَّا أَسْلَمَا وَتَلَّهُ لِلْجَبِينِ ١٠٣ i

▶ 37:103

そこでかれら両人は(命令に)服して,かれ(子供)が額を(地に付け)うつ伏せになった時, (一百〇三)

قَدْ صَدَّقْتَ الرُّؤْيَا ۚ إِنَّا كَذَٰلِكَ نَجْزِي الْمُحْسِنِينَ ١٠٥ i

▶ 37:105

あなたは確かにあの夢を実践した。本当にわれは,このように正しい行いをする者に報いる。 (一百〇五)

إِنَّهُ مِنْ عِبَادِنَا الْمُؤْمِنِينَ ١١١ i

▶ 37:111

本当にかれは,わが信心深いしもべであった。 (一百一十一)

وَبَشَّرْنَاهُ بِإِسْحَاقَ نَبِيًّا مِنَ الصَّالِحِينَ ١١٢ i

▶ 37:112

またわれは正しい人物,預言者イスハークの(誕生の)吉報をかれに伝えた。 (一百一十二)

وَبَارَكْنَا عَلَيْهِ وَعَلَىٰ إِسْحَاقَ ۚ وَمِنْ ذُرِّيَّتِهِمَا مُحْسِنٌ وَظَالِمٌ لِنَفْسِهِ مُبِينٌ ١١٣ i

▶ 37:113

そしてわれは,かれとイスハークを祝福した。だがかれらの子孫の中には正しい行いをする者もあり,また明らかに自らを損なう者もあった。 (一百一十三)

وَلَقَدْ مَنَنَّا عَلَىٰ مُوسَىٰ وَهَارُونَ ١١٤ i

▶ 37:114

われは,ムーサーとハールーンに恩恵を施した。 (一百一十四)

وَنَجَّيْنَاهُمَا وَقَوْمَهُمَا مِنَ الْكَرْبِ الْعَظِيمِ ١١٥ i

▶ 37:115

またかれら両人,そしてその民を大きな災難から救い出し, (一百一十五)

وَنَصَرْنَاهُمْ فَكَانُوا هُمُ الْغَالِبِينَ ١١٦ i

▶ 37:116

われが助けたためにかれらは(その困難を)克服することが出来た。 (一百一十六)

وَآتَيْنَاهُمَا الْكِتَابَ الْمُسْتَبِينَ ١١٧ i

▶ 37:117

なおわれは,両人に(事理を)明瞭にさせる啓典を授け, (一百一十七)

وَتَرَكْنَا عَلَيْهِمَا فِي الْآخِرِينَ ١١٩ i

▶ 37:119

われは後の幾世代に渡り,かれらのために(この祝福を)留めた。 (一百一十九)

سَلَامٌ عَلَىٰ مُوسَىٰ وَهَارُونَ ١٢٠ i

▶ 37:120

「ムーサーとハールーンに平安あれ。」(と言って)。 (一百二十)

إِنَّا كَذَٰلِكَ نَجْزِي الْمُحْسِنِينَ ١٢١ i

▶ 37:121

このようにわれは,正しい行いをする者に報いる。 (一百二十一)

إِنَّهُمَا مِنْ عِبَادِنَا الْمُؤْمِنِينَ ١٢٢ i

▶ 37:122

本当にかれら両人は信心深いわがしもべであった。 (一百二十二)

إِذْ قَالَ لِقَوْمِهِ أَلَا تَتَّقُونَ ١٢٤ i

▶ 37:124

かれがその民にこう言った時を思え。「あなたがたは主を畏れないのですか。 (一百二十四)

أَتَدْعُونَ بَعْلًا وَتَذَرُونَ أَحْسَنَ الْخَالِقِينَ ١٢٥ i

▶ 37:125

あなたがたはバアルに祈って,最高の創造主(アッラー)を見捨てるのですか。 (一百二十五)

اللَّهَ رَبَّكُمْ وَرَبَّ آبَائِكُمُ الْأَوَّلِينَ ١٢٦ i

▶ 37:126

アッラーこそあなたがたの主,昔の父祖たちの主ではないのですか。」 (一百二十六)

فَكَذَّبُوهُ فَإِنَّهُمْ لَمُحْضَرُونَ ١٢٧ i

▶ 37:127

だがかれらはかれ(イルヤース)を嘘付きであるとした。だから必ず(処罰に)臨むであろう。 (一百二十七)

إِلَّا عِبَادَ اللَّهِ الْمُخْلَصِينَ ١٢٨ i

▶ 37:128

(かれらの中)敬虔な,アッラーのしもべは別である。 (一百二十八)

وَتَرَكْنَا عَلَيْهِ فِي الْآخِرِينَ ١٢٩ i

▶ 37:129

われは後の幾世代に渡り,かれのために(この祝福を)留めた。 (一百二十九)

إِنَّا كَذَٰلِكَ نَجْزِي الْمُحْسِنِينَ ١٣١ i

▶ 37:131

このようにわれは,正しい行いをする者に報いる。 (一百三十一)

إِنَّهُ مِنْ عِبَادِنَا الْمُؤْمِنِينَ ١٣٢ i

▶ 37:132

本当にかれは信心深いわがしもべであった。 (一百三十二)

إِذْ نَجَّيْنَاهُ وَأَهْلَهُ أَجْمَعِينَ ١٣٤ i

▶ 37:134

見よ,われはかれとその家族の凡てを救った。 (一百三十四)

وَإِنَّكُمْ لَتَمُرُّونَ عَلَيْهِمْ مُصْبِحِينَ ١٣٧ i

▶ 37:137

あなたがたはかれらの(遺跡の)傍らを,昼 (一百三十七)

وَبِاللَّيْلِ ۗ أَفَلَا تَعْقِلُونَ ١٣٨ i

▶ 37:138

夜通っている。あなたがたはそれでも悟らないのか。 (一百三十八)

إِذْ أَبَقَ إِلَى الْفُلْكِ الْمَشْحُونِ ١٤٠ i

▶ 37:140

かれが(荷を)満載した舟に(乗って)逃れた時, (一百四十)

فَالْتَقَمَهُ الْحُوتُ وَهُوَ مُلِيمٌ ١٤٢ i

▶ 37:142

(そして海に投げ込まれると)大魚に丸呑・にされ,かれは自責の念にかられた。 (一百四十二)

فَلَوْلَا أَنَّهُ كَانَ مِنَ الْمُسَبِّحِينَ ١٤٣ i

▶ 37:143

かれが(梅悟して主を)讃えなかったならば, (一百四十三)

لَلَبِثَ فِي بَطْنِهِ إِلَىٰ يَوْمِ يُبْعَثُونَ ١٤٤ i

▶ 37:144

かれら(人びと)が(復活して)起こされる日まで,必ずかれは魚の腹の中に留まったであろう (一百四十四)

فَنَبَذْنَاهُ بِالْعَرَاءِ وَهُوَ سَقِيمٌ ١٤٥ i

▶ 37:145

だがわれは,荒れ果てた(蟹辺)にかれを打ち上げた。かれは病んでいた。 (一百四十五)

وَأَنْبَتْنَا عَلَيْهِ شَجَرَةً مِنْ يَقْطِينٍ ١٤٦ i

▶ 37:146

われはかれの上に,1本のヒサゴ木を繁らせ(影を作った)。 (一百四十六)

وَأَرْسَلْنَاهُ إِلَىٰ مِائَةِ أَلْفٍ أَوْ يَزِيدُونَ ١٤٧ i

▶ 37:147

そして10万人,またはそれ以上(の民)にかれを遣わした。 (一百四十七)

فَآمَنُوا فَمَتَّعْنَاهُمْ إِلَىٰ حِينٍ ١٤٨ i

▶ 37:148

かれらが信仰に入ったので,われはしばし現世の享楽を許した。 (一百四十八)

فَاسْتَفْتِهِمْ أَلِرَبِّكَ الْبَنَاتُ وَلَهُمُ الْبَنُونَ ١٤٩ i

▶ 37:149

さてかれらに問え。「あなたがたの主は娘を持ち,かれら(マッカの多神教徒)は息子を持つというのか。 (一百四十九)

أَمْ خَلَقْنَا الْمَلَائِكَةَ إِنَاثًا وَهُمْ شَاهِدُونَ ١٥٠ i

▶ 37:150

それともかれらは,われが天使たちを女に創ったと証言するのか。」 (一百五十)

أَلَا إِنَّهُمْ مِنْ إِفْكِهِمْ لَيَقُولُونَ ١٥١ i

▶ 37:151

見よ,かれらの言うことは作りごとである。 (一百五十一)

وَلَدَ اللَّهُ وَإِنَّهُمْ لَكَاذِبُونَ ١٥٢ i

▶ 37:152

アッラーが子を生まれるとは,かれらも嘘付きの徒である。 (一百五十二)

أَصْطَفَى الْبَنَاتِ عَلَى الْبَنِينَ ١٥٣ i

▶ 37:153

かれは息子よりも,娘を選ばれるとするのか。 (一百五十三)

فَأْتُوا بِكِتَابِكُمْ إِنْ كُنْتُمْ صَادِقِينَ ١٥٧ i

▶ 37:157

あなたがたのいうことが真実ならば,あなたがたの啓典を出して・なさい。 (一百五十七)

وَجَعَلُوا بَيْنَهُ وَبَيْنَ الْجِنَّةِ نَسَبًا ۚ وَلَقَدْ عَلِمَتِ الْجِنَّةُ إِنَّهُمْ لَمُحْضَرُونَ ١٥٨ i

▶ 37:158

かれらは,かれとジンは親類であるといっている。だがジンは自分たちが(懲罰に)臨むことをよく知っている。 (一百五十八)

سُبْحَانَ اللَّهِ عَمَّا يَصِفُونَ ١٥٩ i

▶ 37:159

アッラーに讃えあれ。(かれは)かれらが配するものから(超絶なされる)。 (一百五十九)

إِلَّا عِبَادَ اللَّهِ الْمُخْلَصِينَ ١٦٠ i

▶ 37:160

だが謙虚に奉仕するアッラーのしもべたちは,別である。 (一百六十)

فَإِنَّكُمْ وَمَا تَعْبُدُونَ ١٦١ i

▶ 37:161

だがあなたがたにしても,あなたがたが崇拝するものでも, (一百六十一)

مَا أَنْتُمْ عَلَيْهِ بِفَاتِنِينَ ١٦٢ i

▶ 37:162

かれに反抗して(信者たちを)誘惑することが出来ようか。 (一百六十二)

وَمَا مِنَّا إِلَّا لَهُ مَقَامٌ مَعْلُومٌ ١٦٤ i

▶ 37:164

(整列している者たちが言う。)「わたしたちは各々定めの部署を持っています。 (一百六十四)

لَوْ أَنَّ عِنْدَنَا ذِكْرًا مِنَ الْأَوَّلِينَ ١٦٨ i

▶ 37:168

「もしわたしたちが,昔から訓戒を持っていたなら, (一百六十八)

لَكُنَّا عِبَادَ اللَّهِ الْمُخْلَصِينَ ١٦٩ i

▶ 37:169

わたしたちも,確かにアッラーの謙虚なしもべであったでしょう。」 (一百六十九)

فَكَفَرُوا بِهِ ۖ فَسَوْفَ يَعْلَمُونَ ١٧٠ i

▶ 37:170

ところが(実際にクルアーンが与えられれば)それを拒否する。だが間もなくかれらは知るであろう。 (一百七十)

وَلَقَدْ سَبَقَتْ كَلِمَتُنَا لِعِبَادِنَا الْمُرْسَلِينَ ١٧١ i

▶ 37:171

確かにわれの言葉は,わが遣わしたしもべたちに既に下されている。 (一百七十一)

وَإِنَّ جُنْدَنَا لَهُمُ الْغَالِبُونَ ١٧٣ i

▶ 37:173

本当にわれの軍勢は,必ず勝利を得るのである。 (一百七十三)

فَتَوَلَّ عَنْهُمْ حَتَّىٰ حِينٍ ١٧٤ i

▶ 37:174

あなた(ムハンマド)はかれらから暫くの間遠ざかって, (一百七十四)

وَأَبْصِرْهُمْ فَسَوْفَ يُبْصِرُونَ ١٧٥ i

▶ 37:175

かれらを監視しなさい。やがて,かれらは目覚めるであろう。 (一百七十五)

فَإِذَا نَزَلَ بِسَاحَتِهِمْ فَسَاءَ صَبَاحُ الْمُنْذَرِينَ ١٧٧ i

▶ 37:177

だがそれが実際にかれらに下ると,それまで警告を受けているだけに寝覚めの悪い朝となろう。 (一百七十七)

وَأَبْصِرْ فَسَوْفَ يُبْصِرُونَ ١٧٩ i

▶ 37:179

かれらを監視しなさい。やがて,かれらも目覚めるであろう。 (一百七十九)

سُبْحَانَ رَبِّكَ رَبِّ الْعِزَّةِ عَمَّا يَصِفُونَ ١٨٠ i

▶ 37:180

あなたの主,威徳の主,かれらが配するものから(超絶なされる)主に讃えあれ。 (一百八十)